24時間冷暖房エアコンつけっぱなしはお得?2年目の電気代を比較

断熱・気密

24時間エアコンつけっぱなし生活

2018年12月末、今の住まいに引っ越してきました。

築50年の古民家をリノベーションながら、断熱性能の高さがポイントの住まいです。

断熱に関する考え方、工夫はこちらの記事へ。

この住まいに暮らし始めてからの趣味が、電気料金の記録です。

設計時に光熱費シミュレーションをし、シミュレーションとの誤差がどれぐらいか計測しています。

グラフの通り、夏は大幅にシミュレーションよりお得で、それ以外は同等程度という結果。

2年間トータルでシミュレーションより6%、14,908円お得になりました。

ここで実質利用額と表記していますが、実は請求金額と異なる数字になっています。

理由も含めて、電気料金の仕組みについて理解してみましょう。

電気料金の見方

我が家は給湯はエコキュート、調理はIHのオール電化住宅です。

電気は北陸電力のくつろぎナイト12という、夜間電力が安いプランで契約しています。

参照元 http://www.rikuden.co.jp/ryokinmenu/kutsuroginight.html

電気料金は紙の伝票ではなく、ほくリンクというサイトで確認できてとても便利です。

サイトで確認した数字を、シートにまとめたものが以下のもの。


基本料金電力料金燃料費調整額再エネ発電賦課金請求金額実質利用額
19年01月¥1,620¥11,911¥726¥2,085¥16,342¥15,616
19年02月¥1,620¥9,573¥659¥1,722¥13,574¥12,915
19年03月¥1,620¥7,840¥513¥1,389¥11,361¥10,849
19年04月¥1,620¥6,433¥338¥1,125¥9,515¥9,178
19年05月¥1,620¥4,312¥171¥811¥6,913¥6,743
19年06月¥1,620¥3,546¥111¥640¥5,917¥5,806
19年07月¥1,620¥5,885¥169¥873¥8,546¥8,378
19年08月¥1,620¥6,984¥211¥988¥9,803¥9,592
19年09月¥1,620¥5,117¥162¥758¥7,657¥7,495
19年10月¥1,620¥3,943¥117¥702¥6,381¥6,265
19年11月¥1,650¥5,834¥128¥1,020¥8,632¥8,504
19年12月¥1,650¥8,611¥107¥1,501¥11,869¥11,762
20年01月¥1,650¥10,652¥90¥1,899¥14,291¥14,201
20年02月¥1,650¥8,959¥43¥1,598¥12,250¥12,207
20年03月¥1,650¥8,523¥41¥1,516¥11,730¥11,689
20年04月¥1,650¥7,874¥38¥1,398¥10,959¥10,922
20年05月¥1,650¥4,979¥33¥905¥7,568¥7,534
20年06月¥1,650¥5,043¥6¥873¥7,572¥7,566
20年07月¥1,650¥6,229-¥83¥920¥8,716¥8,799
20年08月¥1,650¥7,021-¥222¥1,001¥9,450¥9,672
20年09月¥1,650¥6,447-¥345¥950¥8,703¥9,047
20年10月¥1,650¥4,571-¥350¥807¥6,678¥7,028
20年11月¥1,650¥5,817-¥419¥1,048¥8,096¥8,515
20年12月¥1,650¥8,327-¥539¥1,487¥10,925¥11,464

<基本料金>
10kVAまで1契約1,650円(2020年12月時点)。

<電力料金>
使用した時間帯、使用料に合わせて決まる金額。

<燃料費調整額>
発電に使用した燃料の費用によって変わる金額。

<再エネ発電賦課金>
太陽光、風力など再生可能エネルギーにより発電された電気の買い取り費用に当てられる金額。電気使用料に応じて決まる。

 

発電には火力や水力、原子力など何らかの燃料が必要です。

島国である日本は、発電のための燃料は輸入に頼っているので、輸入コストによって燃料費用が変動します。

それをお客さんの請求にも反映させるために、燃料費調整額という項目がある。

2019年に比べて2020年は、石炭や原油単価が下がったことで安くなっています。

3ヶ月おきに変動する金額になるため、実質利用額は請求金額から燃料費調整額を差し引いた金額です。

エアコンつけたり消したりVSエアコン24時間運転

我が家では、2019年の8月からエアコンの24時間運転に切り替えました。

果たして24時間運転は、お得なのだろうか?

そこで2019年と2020年の電気料金をグラフにまとめ、比較してみました。

【電気料金前年度対比】

1年通してだと2019年より7.6%、金額にして3,838円使用料が多くなっています。

エアコンつけたり消したり運転と、24時間連続運転した期間だけを抜粋して比較しるとどうだろうか。


2019年
実質利用額
2020年
実質利用額
差額前年度対比
1月¥14,827¥14,201-¥1,41590.9%
2月¥13,479¥12,207-¥70894.5%
3月¥11,470¥11,689¥840107.7%
4月¥9,178¥10,922¥1,744119.0%
6月¥5,806¥7,566¥1,760130.3%
7月¥8,378¥8,799¥422105.0%
合計¥62,741¥65,384¥2,643104.2%

24時間運転の方が4.2%、金額にして2,643円高くなっています。

しかし、ここで注目すべきは暖房使い終える4月と、冷房使い始める6月が突出して高いこと。

気象条件の影響が考えられるため、気象庁のデータから確認してみます。

気温【℃】日平均日最高日最低月最高月最低日照時間
2019年4月12.016.27.823.91.3179.3 h
2020年4月11.215.67.421.84.4189.5 h
2019年6月22.426.518.733.213.3184.3 h
2020年6月21.825.518.731.815.7198.0 h

気象データより、2019年の4月に比べて、2020年の4月の方が寒かったと言えます。

4月の気温としては、2011年以来かなり低い年だったそうです。

だから暖房の使用期間が長くなり、電気代に影響したと断定できる。

 

6月については、前年との気温差は大きくありませんでした。

それでもなぜ、こんなにも電気料金が高かったのか。

おそらく日照時間の長さが影響しています。

2019年より2020年の方がよく晴れた日が続いた。

その分窓からの日射熱の影響を大きく受け、室内環境が暑くなってしまったと考えられます。

断熱の基本は窓で、夏は直射日光が入らないよう工夫しなければいけないですね。

窓断熱の重要性については、別の記事で詳しく解説しています。

エアコン24時間運転しても大して電気料金は変わらない

結論として、我が家の場合は暖房をつけたり消したりしても、24時間運転しても、大きく電気料金は変わりません。

そもそもフリーランスの妻の在宅ワークが多い家庭のため、エアコンの稼働時間が長く、止めるとしても電気料金の安い夜間帯だったことが影響している。

この程度の差であれば、私は24時間運転を選びます。

もちろん、このような結果になったのは断熱性能の高さがあるからです。

デザインは年齢に応じた価値観の変化で飽きがくるかもしれませんが、性能は裏切りません

これから新築でもリノベーションでも家づくりに取り組む方は、性能のことについて少し調べてみるのがオススメです。

こちらの書籍であれば初心者向けなので、手に取ってみてください。